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布地は秘園を包み込んでいるというより、ただ土手に置かれているといった感じだ

早瀬真人

「足のほうもお願い」
よほどくすぐったいのか、恵美は盛んに腰をモジモジさせながら次の指示を告げる。
その言葉を受けた瞬間、慎吾は喉をゴクリと鳴らした。臑から膝、そして太股へ、流れるような稜線を描く肉の丘陵に右手を滑らせていく。
だが慎吾の視線は、やはりただ一点に注がれていた。
股間を覆う小さな三角の布地。その部分はこんもりと盛り上がり、男心を惑わす官能的なカーブを描いている。布地は秘園を包み込んでいるというより、ただ土手に置かれているといった感じだ。
鼠蹊部から曲線を描きはじめる、弱々しい白肌がはっきりと見える。手入れをした後の毛穴までもをくっきりと露にしていた。
(あ、あとはあそこの周りだけになっちゃうけど、いったいどこまで塗ったらいいんだよぉ)
昂奮に鼻息を荒らげながらも、つい下世話なことを考えてしまう。ところがその心配は、次の恵美の行為によって一気に吹き飛ばされた。
慎吾の指が徐々に股間へ近づいていくと、恵美は突然足を左右に大開脚したのである。

「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。