恵美がオイル塗れの手で、テントの膨らみを優しく包み込む

（あぁ。早く触ってほしい。おチンチンをたっぷりしごいてほしい）
慎吾は素直な感情を抱いた。
期待感を膨らませながら、その一瞬を待ち受けるように、慎吾は自ら股間に当てていた両手を外していった。
自分の顔を突き刺すような勃起力に、さすがに激しい羞恥心が込み上げてくる。
そのすべてを恵美に見られていることへの忸怩から、慎吾は火照った顔を横に向け、双眸を閉じていた。
「ふふ。ここにもたっぷり塗ってあげるね」
恵美がオイル塗れの手で、テントの膨らみを優しく包み込む。男根の輪郭線に添い、白魚の指がゆっくりと徘徊していく。ビキニブリーフがペニスにべったりと貼りつき、透けた肉筒がその全容を露にさせていく。
（あぁ、あぁ。気持ちいい。もっと、もっと激しくしごいてほしいよぉ）
慎吾は腰をくねらせながら、無意識のうちに切なげな視線を恵美に送った。
「ん？何？」
「あ、あの……」
恥ずかしくて、とても言葉に出して言えない。