(死ぬ……死んじゃう……ああッ、死ぬううッ!)
すさまじい下腹の拡張感と圧迫感、こみあげる嘔吐感──四つん這いのソフィーは前後から激しく裸身を揺すられて気を失いかけた。失神寸前で口を犯すペニスを引き抜かれ、
「ゴフッ、ゴフゴフッ!……ハアッ、ハアッ」
荒い息と共に激しく咳きこんだ。
「ほら舐めろ」
唾液に濡れたペニスが、ツンと上を向いた鼻を小突いてくる。呼吸が可能になってはじめてソフィーは、男性器の饐えた匂いに顔を歪めた。
「アアアッ」
「舌を出して先っぽを舐めるんだ」
再度命じられ、白い歯並びの間からピンクの舌をのぞかせた。
ドスンッ!ドスンッ!
バックからの容赦ない突き上げが、フランス大使夫人の正常な意識を狂わせていく。濡れた舌を精一杯伸ばすと、ソフィーは魅力的な巻き毛を揺らしつつ、兵士のそそり立つペニスの先端を舐めあげた。
「そうだ、その凹んだところだ。そこを舌先で舐めろ──ううっ、いいぜェ。ヘヘヘ、なかなか上手いじゃないか」
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!