「アアッ、ハアアッ……」
秘肉を深々とえぐられながら、ソフィーは舌を使った奉仕を続ける。裏筋の縫い目あたりを舌先でこそぐようにすると、兵士の長大な怒張は生き物のようにピクピクと跳ね、鈴口から熱いカウパーをこぼした。それを舌ですくいとるように、懸命に舐めつづけた。
「よし咥えろ。ズッポリ咥えてサオをしゃぶるんだ。歯を立てるなよ。噛んだら亭主の命は無いと思え」
抗う気力は残っていない。いきり立つペニスを中ほどまで口に含むと、ソフィーは顔を振って夢中でフェラチオを開始した。今度は頭を押さえつけられていない。自分の意思とペースでしゃぶることができた。屈辱には違いないが、喉奥まで入れられて窒息の苦痛を味わうよりはずっとましだ。
「ムウッ、ムウッ……ムウッ、ムウッ」
顎を外しそうになりながら懸命に舌を使った。丸太のような男根を唇で締めつけてスライドさせる。摩擦の熱で口の中が火傷しそうだ。後から後から唾液が溢れ出て、じゅるるっ、じゅるるっと卑猥きわまりない音を立てた。それだけでも気が変になりそうなのに、バックからの肉の抽送が官能のリズムを刻んでソフィーを悩乱させた。たとえ無理強いであっても、夫には無いパワフルな腰使いに二十代の若い女肉が反応しないはずがない。ましてや彼女は他の大使夫人らと同様、兵士らのいやらしい舌で一時間以上も全身を舐めまわされていたのだ。熱く火照ったヒップにパン、パンッとリズミカルに下腹を打ちつけられては、狂うなと言うほうが無理である。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!