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ブリーフの突っ張った強ばりを、柔らかい指がしっかりと握りしめ、上下にしごきあげる

早瀬真人

(いきなりはダメなんだよな。ゆっくりと徐々に)
慎吾は優香の太股の側面に手のひらを這わせ、滑らせるように指を躍らせていった。
ディープキスをしているときは、自制できるかまったく自信がなかったが、イニシアチブをとった今では、何とか冷静にことを運ぶことができている。
これも亜紀と恵美から、事前に三回も搾り取られたおかげだろうか。
指を内股に潜り込ませると、優香は自ら足を左右に広げていった。すでに太股は、小さな痙攣が走っているようだ。
「慎吾君、上手よ、上手だわ。ふ……ンっ」
まるで熱病にうなされているかのように、優香は間断のない喘ぎをあげ、全身も小刻みに震えている。だが指先が鼠蹊部へ到達すると、思いがけない出来事が起こった。優香が慎吾の股間へ、左手を伸ばしてきたのである。
ブリーフの突っ張った強ばりを、柔らかい指がしっかりと握りしめ、上下にしごきあげる。
(くっ!)
甘美な電流がペニスを走り抜け、慎吾は思わず下唇を噛んだ。
まさかあの優香が、積極的に男のモノを求めてくるとは。やはり相当な性的昂奮を覚えているのは明らかだ。
(大丈夫!三回も出したせいか、この程度ならまだ我慢できるぞ)
慎吾は自らそう言い聞かせると、指の動きを再開した。
左足の鼠蹊部から右足の内股、そして鼠蹊部へと、まるで中年親父のようなねちっこい愛撫を繰り返す。中心部の上を指が無情に通り過ぎると、そのたびに優香のヒップがピクンと浮き上がった。

「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。