つづけて律動が開始されると、幹と肉洞粘膜が火花を散らした。摩擦面から妖しい性感がじわじわと羽をひろげるにつれ、次第に身悶えをとめられなくなっていく。怒張を呑みこんだ腰部がクイッ、クイッとひとりでにイヤらしく蠢いてしまうのだ。パンッ、パンッ、パンッと蔭山の下腹部の熟尻を打ちつける音が、小太鼓のように響き渡った。耳を覆いたくとも、怒張の休みない打ちこみがそれを許さない。紛れもなく犯されていると、まざまざ実感させられる。
「あ……イヤッ……動かないでっ……ああっ、動かないでっ……あっ、あっ……」
ほとんど吐息めいた声にならぬ声を喉奥より振り絞った。高まる一方の性感で気もそぞろだ。泣訴しながらかぶりを振りたくると、乱れきった髪が涙と汗で湿った面貌に張りつき、いくらかは口のなかへも入りこむ。それを振り払うだけのゆとりさえ、いまの恵子は失っている。
「動かないで、動かないで、ああ、動かないで……」
くなくなと頭部を揺らし、呪文の如く繰りかえした。絶えず奏でられるパンッ、パンッ、パンッという衝撃音に心が掻き乱された。
「いい音させやがる。どれ、もっと派手に鳴らしてやろうか」
蔭山が言って、腰骨を抱え直した直後だ。怒張の打ちこみが突然にピッチをあげ、振幅を大きくした。
「ひいいーっ!」
叫声が放たれて、それを掻き消すほどの衝撃音が恵子の尻肌から放たれた。バチンッ、バチンッ、バチンッと空気を切り裂くような、高く、澄んだ音色である。しかも、もっと響け、と言わんばかりに、蔭山はますますピッチをあげ、振幅を大きくしていく。

出典:~美臀妻 彼女は犯されるほど美しくなる~
著者: 鳴瀬 夏巳
人の妻だからこそ、雪のように美しい尻だからこそ、触りたい、穢したい、独占したい!……37歳、30歳、24歳――白昼のリビングで初めての肛姦。抗う言葉が徐々に甘い調べに変わり、自ら双臀を震わせ……。生贄の道を歩むしかない、美臀奴隷誕生の時が近づく。人妻の「本当の性」を露わにする最高のインモラル!