「そ、それは……ああ、ゆるして……」
「フフフ、やっぱり浣腸のほうがいいんだ。初美さんらしいね」
達也は見せつけるように、長大な浣腸器に薬用瓶のグリセリン原液を吸引した。
ああッと初美は身ぶるいしたが、あらがいは見せなかった。学生らにレイプさせるとおどされたこともあったが、それ以上に薬液を充満した浣腸器を見せつけられて、身体がしびれてしまった。強要されるままに初美は座席に両膝をつき、双臀を後ろへ突きだした。
「……おねがい、初美に、浣腸してください……」
初美はもう達也のあやつり人形だ。消え入るように言って、座席についた両膝をさらに左右へ開き、自ら両手を双臀へもっていって臀丘の谷間を割りひろげ、達也たちの目に肛門をさらす。
皆が首を伸ばして、いっせいに覗きこむのが初美にわかった。たちまち剥きだした肛門が火になって、背筋から脳へと灼き尽くされる。
「……初美、浣腸されたい……ああ、初美を浣腸でいじめて……」
強要されるままに口にする屈辱の言葉にさえ、初美は頭のなかがしびれて肛門がヒクヒクとうずいた。
「達也の言う通りだ。尻の穴をあんなにふっくらさせて浣腸器を咥えたがってやがる」
「こうやって見ると、女の尻の穴ってそそられてゾクゾクするよ」
「女の尻の穴っていうより、この奥さんの肛門がスゴイんだな」
「それにしてもデカイ浣腸器だな。あんなのが全部入るのか」
覗きこむ連中も、もうまわりを気にする様子はなく初美の肛門に夢中になっている。彼らにしてみれば、初美ほどの美人妻が浣腸されるところなど、めったに見られないところだ。
「ああ、そんなに見ないで……初美、恥ずかしい……」
すすり泣くように言いながらも、初美は浣腸を待つポーズを崩そうとはしなかった。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
