哀訴が逆に災いしたか、強烈に吸着されてしまう。村松は何度も息を入れては、強くしつこく吸いまわした。のみならず、ヌメヌメッとした唇に挟みつけた恥蕾を、舌先で小狡く小突きまわす。一度捕らえたら相手が屈服を告げるまで放すまいとばかりに徹底的にねぶり尽くすやり口は、吸血性の蛭を彷彿とさせる。
性悦がじわじわと体内を立ちのぼり、汚辱感を着実に押しのけていく。たまらず靖代は腰を激しく捩りたてた。妖美な体感で、とてもじっとしていられない。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!