「ぬおおッ、知美ッ、知美いいッ」
娘の名を連呼しながら、浩の肉のストロークはピークに達した。若い牝肉の甘美で妖しい収縮に我れを忘れ、一匹の性獣と化していた。牡の硬い下腹が、牝の張りつめた尻肉に当たって生じるパチンパチンという破裂音に混じって、ヂュボッ、ヂュボボッ……ヂュボッ、ヂュボボッと淫らな汁音が響きはじめた。
「ああっ、も、もうッ……」
知美がせっぱつまった声をあげた。
嵐のような突き上げに屈して、清純な少女もついに昇りつめる時を迎えた。
(ママ……ごめんなさい……弥生さん……許して……知美、悪い子です)
そんな自責の思いさえも、襲いかかる官能のうねりに呑まれてしまう。
「アウーッ!!アウウーッ!!」
知美は不意に高ぶった嬌声を張りあげ、後ろ手縛りの裸身をくねらせた。その姿はまるで、敵わぬまでも母の志津子と競おうとするかのように淫らで妖しかった。
「ヘヘヘ、とうとう娘のほうも狂いやがったぜ」
竜二も興奮して傍へ寄ってきた。
尻をもたげてのたうつ知美の背中や脇腹に愛撫を加えながら、
「ママが見てる前でパパにオマンコされて、そんなに気持ちいいのか、お嬢ちゃん」
意地悪くからかう。
「いいッ……ああ、いいッ……たまんないッ」
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!