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ブラはフロントホックだったために、抵抗する間もなくホックを外され、熟した柔らかな乳果実が零れた

但馬庸太

「ろくに女房を抱きもしない。そのくせ新しい女にはすぐ夢中になる。挙句持ち物は粗末ときた。なあ奥さん。あんたの身体はもうどっちがより深く愛してくれるのか分かってるみたいだぜ」
身体を起こした祐介に浴衣を剥がされ、ショーツと同じく黒レースの意匠が施されたハーフカップブラを露わにされる。ブラはフロントホックだったために、抵抗する間もなくホックを外され、熟した柔らかな乳果実が零れた。
「や、あぁ、ダメ、舐めないで、きゃぅっ!」
柔肉がブラジャーから弾き出された瞬間、祐介は唇を押し当てていた。口を大きく開いて、乳頭を中心に赤子みたいに乳房を吸った。
「乳首もビンビンにさせて、いやらしい人だ」
口腔に頬張られた果実の先端を、舌先でちろちろと舐られる。自己主張の少ない尖りは少しずつ膨らんで、もっと舐めてとばかりに勃った。
(ああ、どうして。この男は夫じゃないのよ。なのに私はこんな反応を)
己の肉体が起こす反応に、恥ずかしすぎて眩暈を感じた。目尻では浮かんだ涙が零れかけている。
それでも祐介は止まらない。快感もまた、止まることはなかった。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!