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祈里の秘唇はそんな貴史の抽送に応え、時折艶っぽく蠕動して陰茎を絞りこんでは、精液をねだるような悩ましい動きを見せた

庵乃音人

輸精管が過熱し、できたての精液が皺々の肉袋のなかで沸騰する。
祈里の秘唇はそんな貴史の抽送に応え、時折艶っぽく蠕動して陰茎を絞りこんでは、精液をねだるような悩ましい動きを見せた。もう限界だった。
「先輩、気持ちいいです……あぁ、射精する……!」
息を詰めて腰を振る。目の前で白い光が閃いた。
「ああん、貴史くん……ああぁ、き、気持ちいい!やだ、出ちゃう……しっこ出ちゃう……ああっ……ああああぁ……!」
稲妻に貫かれたような激震が貴史の身体を襲った。
下から突き上げて猛るペニスを根元まで埋め、ぴったりと股間を押しつけると、灼熱の子種をとぷとぷと祈里のなかに注ぎ込む。
その途端、二人の股ぐらが密着した部分から透明な液体がしぶき、貴史の顔にまで飛び散った。無色透明で匂いもない液体。小便ではなかった。
(し、潮……!?祈里先輩、潮まで吹いてくれたのか……)
「あぁ、貴史くん……出ちゃった……またおしっこが……やだ、恥ずかしい……」
アクメの衝撃に打ち震え、汗だくの女体を痙攣させながら、当惑した声で祈里が言った。どうやら本人にも、潮を吹いた自覚はないらしい。
祈里の爪先はピンとまっすぐに伸び、小刻みに震えていた。
「違います、先輩……おしっこじゃないです……あぁ、感激です……」
「た、貴史くん……?」
貴史は豪快に噴き上がる牝の恍惚汁を顔やTシャツにたっぷりと浴び、なおも陰茎を脈動させて、膣奥深くに白濁粘液を注入する。アクメのカタルシスからようやく我に返り、潮を吹き終えた祈里はぜいぜいと喘ぎ、潤んだ瞳で貴史を見た。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?