いきなり祈里に唇を奪われた。
「んっ……せ、先輩……」
「貴史くん……んっ……」
ザラザラした舌が口のなかに潜りこんでくる。貴史は祈里に応え、自らも舌を突き出し、ピチャピチャと艶めかしい音を立てて絡めあった。
豊満な巨乳が胸に押しつけられ、柔らかくひしゃげる。祈里の身体は表面こそひんやりしていたが、内側には灼熱のマグマが煮立ち始めている気がした。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?