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尻の穴をいじられて、いい声で泣くじゃねえか、奥さん

結城彩雨

「いやあ……ああ、いやッ……」
「尻の穴をいじられて、いい声で泣くじゃねえか、奥さん」
「やめてッ……いやッ、いやッ……」
激しく腰を振りたてながら、夏子は泣きじゃくった。五郎の指先が蠢くたびに、泣き声がひッ、ひッと空気を切り裂く。
そして、早くも肉感的な裸身に汗が滲みでてきて、妖しく光った。
「どうだ、奥さん、尻の穴をいじられてる気分は、へへへ、亭主にだっていじらせたことはあるんだろ」
「いやッ……ああ、夫は、そんな変なことはしませんッ」
「それじゃ初めてってわけか、へへへ、こいつはいじりがいがあるってもんだぜ」
五郎はゆっくりと揉みほぐしていく。どんなふうに女の肛門を責めるかは、ヤクザの秘密ショウでの三枝子への浣腸責めを見て、よくわかっている。
「人妻は尻の穴から責めるに限るってヤクザが言ってたが、本当らしいな、へへへ」
覗きこみながら冷二がせせら笑った。
「も、もう、いや……」
あまりにも異常ないたぶりに、いつしか夏子の泣き声も気力が萎えるように力を失っていく。そして、夏子の肛門は揉みほぐされて、ふっくらとふくらみはじめていた。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!