冷二と五郎は顔を見合わせてニヤリと笑った。すべてが計画通りで、夏子がそれに追いこまれていくのが愉快でならない。
冷二がやおら張型を夏子の媚肉に沈めはじめた。ジワジワと分け入らせていく。
「ぐんと深く入れてやるからよ、奥さん」
「あ、あ……ああッ……」
夏子の媚肉はもうしとどに濡れているのに、引き裂かれるようだ。異物を挿入される嫌悪感と、その振動とうねりとが、おぞましさをふくれあがらせた。
「あ……うむ……怖いッ……」
引き裂かれる感覚が、肉襞を巻きこむようにして入ってくる。夏子はのけぞったままうめき、あえぎ、そして泣いた。
そのくせ快美の疼きが身体の芯を走り、まるで受け入れようとするみたいに腰がうねった。
張型の先端が子宮口に達し、淫らな振動とうねりが子宮にまで届いた。
「あ、あうッ……あああ……」
「へへへ、グイグイ締めつけやがって、そんなにいいのか、奥さん」
冷二の手にも夏子の身体の芯が収縮し、張型に肉襞がからみついてくるのが、はっきりとわかった。
夫との愛の営みで培われた人妻の成熟した性が、こんな仕打ちに耐えられるはずもなかった。肉がいつしか張型をむさぼるような動きを見せて、ジクジクと蜜を溢れさせる。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!