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「見える?濡れてヒクついちゃってるの。ココに、今から賢太のチンポが入るの」

空蝉

「あんたが気持ちよさげに惚けてる間にね」
脱いじゃった、と言い放つその表情は、底抜けに淫蕩。まだ終わりじゃない。そう物語る姉貴分の腰がフリフリ物欲しげに揺らぐものだから、否応なしに目線で追いかけてしまう。
「見える?濡れてヒクついちゃってるの。ココに、今から賢太のチンポが入るの」
正直に言えば、子供時分には憧れを抱いた事もある。当時は今の美幸のように長い黒髪で、それを風に梳かし靡かせている様を覗き見るのが、堪らなく好きだった。
その朱里に、間もなく童貞を捧げる。射精の余韻もまだ残る中、酩酊感だけが増していき、まるで現実味が湧かぬまま。
ヒラヒラ、朱里自らの手ではためかされる、薄手のスリップ。その真下で、惜しげもなく晒されて透明の液を染み漏らす、肉の割れ目。甘酸っぱい匂いを放つそこに、今からペニスを挿し込み、抜き差しするのだ。現実を受け容れようと頭の中で反はん芻すうするほどに、へそ奥がむずつき、肉棒が滾った。
情欲と、かつての慕情。溶け混ざった激情を乗せた賢太の荒々しい鼻息を、見せつけっぱなしの股肉で受け止め、くすぐったさに下腹を震わせた朱里がはにかむ。
(大きい……)
迫り来る尻の丸みを見つめ、率直過ぎる感想が賢太の胸に湧く。尻肉を追う惚けた眼による視姦をも愉しもうと、朱里の腰が妖しくくねった。同時に彼女の手指が、先の射精でヌルつく賢太の亀頭を捕らえ、濡れそぼる女性器へと導く。
「ふ、っ、ぅあ、あぁ……」
宛がわれた女性器の温みとヌメリに、賢太の下腹が波打つ。じれったくも、悦ばしくもある甘い痺れを浴びて、男女の尻が同時に窄まった。
「あッ!ああぁあっ……!」
蠢動する陰唇に誘われるまま、滑るように肉棒が朱里の膣内へと呑まれていく。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!