慎吾は、泣きそうな顔で恵美を見遣った。彼女は表情を変えないまま、顔を横に向けている。
「あ、そういえばまだ足の甲を塗ってなかったです」
「もっと上。わかってるでしょ?これ以上恥ずかしいことは言わせないで」
もちろん承知している。塗り残している部分、それは腰骨から鼠蹊部へかけての神秘の箇所だけなのだ。
慎吾は蟹のように、身体をゆっくりと横に移動させた。
恵美の下腹部が眼下に横たわる。差し出す指が震え、脂汗が額から滝のように流れ落ちてくる。
正常な呼吸ができない。突っ張ったブリーフの布地が鈴口を圧迫し、何とも不快な感覚が全身を襲う。
恵美の秘芯を触りたい。ペニスを外界に露出させたい。内に潜む性欲を解放したい。それらの感情が入り乱れ、慎吾の理性はまさにショート寸前だった。
人差し指と中指の先にオイルを垂らし、外周の腰骨から油を擦り込ませていく。円を描くようにオイルを肌にまぶしながら、指を徐々に内側へ這わせていくと、恵美の内股がピクッと震えた。
ふくよかな脂肪が織り成す、緩やかなY字曲線は、力を込めれば指の第一関節まで潜り込んでしまうかのような弾力感だ。
出典:~あぶない誘惑ビーチ ビキニ女子大生の童貞指南 (リアルドリーム文庫)~
著者: 早瀬 真人
「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。