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たちまち愉悦の波に押し上げられて、大使夫人は兵士二人の腕の中でせがむように尻を揺すりたてていた

御堂乱

「どれ、もう一度気をやってみますか?」
濡れそぼった秘貝の中に、再び中尉の指が沈み込んできた。
「これだけ生き恥をさらしたんですから、今さら気どっても始まりません。居直って楽しめばいいでしょう」
ヒクつきの残る果肉の中で、節くれだった指が暴れだす。掻くように摩擦し、左右に回転する。
「ううっ……も、もう……」
キャサリンは呻き声をあげ、汗ばんだうなじをのけぞらせた。嫌だ、汚らわしいと頭では思っていても、熟れすぎた女体が言うことをきかない。
(い、いいっ……ああっ、感じるうっ)
爛れた果肉をえぐりたててくる男の指がたまらない。たちまち愉悦の波に押し上げられて、大使夫人は兵士二人の腕の中でせがむように尻を揺すりたてていた。
「あぁん、ダメっ、あぁん、ダメえェ」
もう自分の肉体ではないかのようだ。こみあげる疼きに腰がよじれ、甘い声が溢れるのを止めることができない。淫らに双臀を揺すりながら、
「あああっ、もう!あああっ、もうッ!」

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!