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お願いします。もう勘弁してください。お尻を弄らないで

但馬庸太

「女将さん、お願いですから、もう許してください。こんなの耐えられない」
「我慢して結衣ちゃん。あなたのためなの。そのままじゃ怪我をするから」
「だからってこんな、お尻を、あ、はぅんっ」
結衣は困惑していた。なぜ肛蕾を執拗に愛撫されるのか訳が分からなかった。
嫌な予感はぞわぞわと背筋を這い上って来ている。けれど導き出した答えをそのまま信じたくはなかった。
「お願いします。もう勘弁してください。お尻を弄らないで」
懇願しても裕恵は聞かなかった。背徳の孔をローションをまぶした指で出入りする。
背筋が粟立ち、ぴくぴくと腰が痙攣していた。
(相手が女将さんじゃなくて、あの男ならこんなに悩まないのに)
強引に振りほどくことだってできたかもしれない。けれど相手は裕恵だ。たとえ悪鬼の片棒を担いでいたとしても、怒鳴れるはずもない。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!