「こんなにオマ×コをとろけさせてるのにかい。尻の穴のほうはもっとかな」
初美の顔色をうかがいながら、達也は指先を媚肉の割れ目から臀丘の谷間へとすべらせた。すぐに指先に吸いつくような感覚で初美の肛門が触れた。
ヒクヒクとあえいでいたのがキュウと引き締まって、達也の指を吸いこもうとするかのようだ。ゆるゆると円を描くように揉みこんでやると、たちまちフッとゆるんでとろけるような柔らかさを見せる。
「やっぱり尻の穴もヌルヌルにしてるね、初美さん」
「ああ……」
初美はなにも言わず、ハアッと火のあえぎをもらした。もう顔もあげられずに、キリキリと唇をかむ。
「尻の穴もオマ×コもいやらしい初美さんだ。こういう所でいたずらされるのが、よほどいいみたいだね」
露出狂の牝……とささやいて、達也はあざ笑った。
親指でゆるゆると初美の肛門を揉みこみつつ、人差し指と中指を伸ばして膣肉の割れ目に分け入らせる。ほとんど同時に親指を肛門にもぐりこませ、人差し指と中指を膣穴に挿入した。
「あ……」
ビクッと初美の腰がふるえたが、初美は唇をかみしめたままなにも言わず、じっとされるがままだった。それでもミニスカートの前を押さえた手が小さくふるえ、膝とハイヒールは今にもガクッと崩れそうだ。
(や、やめて……こんな所で……ああ、声が出てしまう……)
達也の指が初美の肛門と膣穴とで動くたびに、とくに薄い粘膜をへだててこすり合わされるように動かされると、初美は泣き叫びたくなった。思わず腰をゆすり、ここが駅前だということも忘れそうになる。
(ああ、気づかれてしまいます……)
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
