「いやあッ!あなた、助けてえッ!」
服を裂かれ、マレーナは泣き叫んだ。
「マレーナ!マレーナあぁッ!」
白絹の悩ましいスリップ姿にされた妻の姿に、アレクセイは逆海老に縛られた体を狂おしくのたうたせる。
「やめろ!やめてくれ!お願いだ!お願いだあァ!」
恥も外聞もなく泣きわめく大学教授のアレクセイ。だがその願いも虚しくマレーナは、その美しく熟れた肢体を頑丈な樫のテーブルにのせ上げられ、仰向けの大の字に押さえつけられてしまった。
「ああッ、いやッ、何をするのッ!?」
手首に、そして足首にもロープが巻きつけられたことを知り、人妻の悲鳴はさらに高ぶった。
「いやよッ、縛られるのはいやッ!いやあああッ!」
懸命に身をよじりたてるが、男たちの力には敵わない。手首足首を縛ったロープをテーブルの脚に括りつけられ、マレーナは四肢をX字に伸ばしきった格好で拘束されてしまった。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!