(ああっ、狂うわっ、お尻が狂っちゃううっ)
もう犯されていることも、それを見られていることも忘れ、めくるめく肛交の愉悦に呑まれていく。尻穴を深く打ち抜かれるたびに、強烈なエクスタシーの波動に骨の髄まで痺れきった。
「いいっ、ああっ、いいいっ」
輝く白い歯並びをのぞかせて、オリヴィアは惜しげもなく嬌声を放った。たわわな乳房を揺らし、スレンダーな女体をくねらせる。汗ばんで牝の匂いを漂わせはじめた気品ある美貌に、別の兵士がそそり立つ肉棒を突きつけた。
「ロメニア流のしゃぶり方を教えてやる。口を開けな」
上顎を擦りながら巨根が喉奥に押し入ってきた。嫌悪を感じる暇もなかった。前後から嵐のように突きえぐられて、淑女の性感は赤々と燃えあがる。ヘアピンが外れてティアラが床に落ちた。燃え盛る肉情の炎に灼きつくされて、イギリスの貞女はもう何も分からなくなってしまった。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!