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指先が尻割れの谷底を伝い、やがて肛門に突きたてられた

鳴瀬夏巳

「どんなもんだ。少しは思い知ったか。次はこうしてやろうか……」
上下動が一服し、珠実の身体は胡座の上に置かれた。自重で肉刀が子宮口までがっちりと食いこむ。じっとしていても息が詰まる。そこで胴体を抱えていた魔手が尻肌を這いおりていく。指先が尻割れの谷底を伝い、やがて肛門に突きたてられた。
「あ、イヤッ」
不意を衝かれて尻肉を緊張させたが遅かった。指がズブリと肛環を打ち破った。
「あっ、あっ。イヤッ。お尻はイヤッ」
狼狽して振り払おうとする。けれどすでに破られたあとである。魔指を咥えこんだ惨めな姿で、空しく尻は打ち振られた。
「フフフフッ。おまえに尻の味を教えてやろうっていうんだよ」
「なにをっ……馬鹿なこと言わないでっ。……あ、動かさないでっ。イヤああっ!」
再び上下動がはじまった。肛門に刺さった魔指は鉤形に折られ、グリグリと肛洞を攪拌する。かと思うと、肉刀と同様にズボズボと抜き差しされた。前後二穴を同時にいたぶられ、妖美極まる体感がじわじわと立ちのぼった。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!