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つらそうに眉根を寄せ、懸命に唇を噛みしばって耐える修道女の上気した美貌に、神父の欲情は最高潮に達した

御堂乱

「お、お許しをっ」
テレーゼは喘ぎつつ顔をそむける。何も見たくないし聞きたくなかった。身も心も地獄の業火に焼かれているのだと思った。
甘蜜に濡れた指をペロリと舐めると、メリルはその指で再び乙女の花園を蹂躙しはじめる。濡れた粘膜をじっくりとまさぐり、秘口を探りあてた。
「ああッ……」
ジワジワと沈んでくる指に、テレーゼの裸身がこわばった。
「ヌルヌルして温かいぞ」
まさぐりながら、メリルは声をうわずらせた。
「ここも感じるのか?」
濡れた粘膜が指先に吸いつき、口惜しげにヒクヒクとうごめく。第二関節まで指を埋め、秘壺の浅い所を愛撫してやる。処女膜は指ではなく肉棒で突き破ってやりたかった。
「感じてなど……私は感じてなどいませんッ」
つらそうに眉根を寄せ、懸命に唇を噛みしばって耐える修道女の上気した美貌に、神父の欲情は最高潮に達した。
指を抜くとトロリと愛液があふれ、会陰をつたいヒップの割れ目からしたたった。熱を孕んで一段と妖美さを増した秘肉に、メリルは無我夢中でむしゃぶりついた。
「いやああああッ」
相手が泣き叫ぶのもお構いなし。小さな花びらを交互についばみ、吸い込むように口に含んで味わう。熱く溶けただれた恥肉の溝を飽くことなく舐めあげ、とめどなく滲み出てくる甘蜜をジュルジュルと音を立てて啜った。妖しくも罪深い女肉の構造を隅から隅まで舌先でまさぐっていく。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!