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たいしたお尻だね、初美さん。いやとかやめてとか言いながら、結局千五百CC全部呑んじゃうんだから

結城彩雨

「も、もう、やめて……もう、これでゆるしてください……」
初美はすすり泣く声で消え入るように哀願した。いつまた直人が二階から降りてくるかと、生きた心地もない。
「たいしたお尻だね、初美さん。いやとかやめてとか言いながら、結局千五百CC全部呑んじゃうんだから」
キーとガラスが鳴って、長大なシリンダーが底まで押し切られた。
「ああッ……ひいッ……」
初美は気がいったかのようにのどを絞ってのけぞった。
ハアハアと初美はあえいだ。おぞましい注入が終わっても、これですべてが終わったわけではない。ググッと初美の腹部が鳴って、荒々しい便意がふくれあがった。
「これだけいい尻をしてるんだから、十五分は我慢しなくちゃね」
浣腸器を引き抜くと、達也は指先で初美の肛門を揉みこみながら言った。
「そ、そんな……ほどいて、はやく……」
初美の声がひき痙った。今にも荒々しい便意が爆ぜそうで、肛門を必死に引き締めているのがやっとだ。まともに息をつく余裕さえない。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!