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よがり声とも苦悶とも取れる声をあげて、夏子は五郎の上で腰を躍らせた。自分の身体の重みで、結合が絶えず深くなって子宮が突きあげられる。

結城彩雨

「それだけじゃねえ。この肉の感じ、たまらねえぜ」
五郎が自分の膝の上の、夏子の腰をつかんで好きにあやつり、揺さぶりだせば、冷二は夏子の乳房をいじりにいく。
夏子は顔をのけぞらせたまま泣いていた。必死に唇を噛みしばろうとしても、すぐに開いてしまい、泣き声が出た。身体の奥まで支配されていく。嫌悪する心とは裏腹に、身体中がけだるくしびれ、声を出したくなり、身悶えてしまう。
「う、うむ……」
突きあげられながら、夏子は背筋をふるわせてキリキリと唇を噛んだ。
とうとう五郎に犯されているおぞましさ、激しくかけくだって内臓をかきむしる便意、そしてその底から湧きあがってくる官能の疼き……それらが交互に襲い、入り混じり、夏子はしだいにわけがわからなくなった。
身体中がバラバラになっていく。
「ああ、狂っちゃう……」
「そんなに気持ちいいのか、奥さん、へへへ、亭主なんかよりずっといいだろうが」
「ああッ、気持ちよくなんか……」
よがり声とも苦悶とも取れる声をあげて、夏子は五郎の上で腰を躍らせた。自分の身体の重みで、結合が絶えず深くなって子宮が突きあげられる。それがいやでも夏子を狂わせた。
「ああ……夏子、もう駄目……」

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!