電車のなかでもそこだけが異次元の世界だった。まわりの乗客たちも、ただならぬ気配は感じている。それでも中学生たちの陰で初美の姿は見えず、まさか女性が全裸にされて身体中をいじられながら、肉棒をしゃぶらされているとは気づかないようだ。
「う、うッ」
初美が肉棒を口に含んでいる学生が、低くうめいた。
「うむッ」
初美もうめいて口から肉棒を離そうとしたが、学生は黒髪をつかんで許さなかった。初美の口のなかで肉棒がグッと膨張し、次の瞬間にドッと白濁の精が初美ののどに向かって放出された。おびただしい量で、しかもその生臭さに初美は思わずむせこんだ。
「う、うむッ……うぐぐ……」
「初美さんの大好きな精液なんだから、全部呑むんだ。フフフ、若くて濃いからおいしいはずだよ、初美さん」
達也が覗きこんで初美の耳もとにささやいてあざ笑った。
初美ののどがゴクリとうごめくのを確かめてから、すぐに二本目の肉棒が初美の口に押し入った。初美がハァッとひと息つく間もなかった。
「ううむッ」
初美は白目を剥いた。ブルブルとふるえの大きくなる裸身をあざ笑うように、学生たちの手はしつこくさらに大胆に、初美の裸身をまさぐってきた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
