「股の間を診ればもっとはっきりするよ。さあ、初美さん、両膝を立てて開きなよ」
「そ、そんな……」
初美はワナワナと唇をふるわせ、すがるような目で達也を見たが、唇をかみしめるとまた両目を閉じた。
命じられるままに初美は両膝を立てて左右に開いていく。初美の両脚はMの字に、股間がパックリと開き切った。
直人のクラスメイトたちがいっせいにかぶりつくように覗きこんでくる。
(ああ……見られている……)
そのなかに我が子までがいる。初美は頭のなかがカアッと灼けた。開いた膝がガクガクとして、内腿の筋が浮きあがってピクピクひき痙った。
「すごいな……女の身体って、こんなになってるのか……」
「赤くヒクヒクして……内臓みたいだね」
「あそこから直人が産まれてきたなんて、信じられないよ」
そんな男子たちのささやきが初美にも聞こえてきて、初美の身体までがカアッと熱く灼けた。
達也は手を伸ばして茂みをかきあげ、媚肉の割れ目を左右へひろげて、初美の陰肉の構造をじっくり直人とそのクラスメイトたちの目にさらした。
「そ、そんなッ……ああ……達也くんッ……ああッ……」
柔肉の奥にまでもぐりこんでくる外気と男子たちの視線に、初美はたまらず泣きださんばかりの声をあげた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
