体を起こすと、マットの上に知美を這わせた。
這わせるといっても後ろ手縛りだ。知美は顎と両膝の三点で裸体を支え、ヒップを高くもたげる苦しい格好にされてしまった。
昌平は後ろにしゃがんで観察した。
白い尻丘はボリュームが不足し、まだまだ女として発展途上だ。それでもシミひとつない美しさは母親ゆずりなのだろう。あと数年も経てば見事な美尻に熟れることは容易に想像できた。
昌平はボディソープをたっぷりと両手に垂らし、高くせり上げられた知美の双臀に塗りたくりはじめた。
「やめて……やめてください」
不自然なポーズのまま、知美はうわごとのように言った。
男の手で裸のヒップをまさぐられると、ひとりでに腰がよじれた。口惜しくて仕方ないのに、自分でも不思議なほど身体が熱くなってくる。まるで刺激を欲しがるように最奥がヒクつきだした。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!