亀頭の下から根元にかけては、なおも夏海がしつこく舌で責め、涎まみれにしていた。ペニスを舐められる快感に、陰嚢をやわやわと咀嚼される悦びまでもが混じり、脊髄が痺れ、またも射精衝動が募りだす。
「先輩……んっ、言ってください……モジャモジャに生えたマン毛が恥ずかしいって……ケツの穴のまわりにまで、ケツ毛が生えてて恥ずかしいって……」
茹だるような熱感にさいなまれ、貴史はなおも舌を踊らせてぬめるワレメを舐め、淫核を弾き、お湯まみれになって雫を滴らせる剛毛を鼻面で掻き回した。
そうしながら片手の指をアナルに伸ばす。皺々の肛肉をソフトに掻き、尻毛を摘んでクイクイと引っ張った。
「んはあぁ、ああん、いやん、貴史くん、お尻、恥ずかしい……あっあっ、舐めないで……やん、そんなところの毛……引っ張らないでえぇ……」
取り乱した声で祈里が叫んだ。羞恥する言葉とは裏腹に興奮しているのは、とろけきった秘貝からブチュブチュと泡立って溢れ出してくる淫蜜を見れば明らかだ。
「言ってください。お願いです……先輩、愛してます……!」
貴史は改めて愛の告白をし、祈里の秘唇をめったやたらに舌で犯した。アナルを指でソフトにほじり、摘んだ尻毛を引っ張っては元に戻す。
「ああん、貴史くん、恥ずかしい……お、お尻……お尻まで……ああぁ、感じちゃう……ああぁ。ああああぁ……」
祈里は夏海と二人で責めていたペニスをギュッと握ると狂ったようにしごき立て、「おおぉ。おおおぉ」と獣じみた声で吠えた。
「ううっ、先輩……」息を吸いこんだ祈里の喉がひゅるると鳴った。
「おおぉ、は、恥ずかしい……モジャモジャに……モジャモジャに生えたマン毛が恥ずかしいの……すごく……すごく恥ずかしいのおぉ。おおおおぉ」
祈里は、自分の言葉に自分で興奮しているように見えた。貴史の腹で柔らかな乳房が押しつぶされ、祈里の動きに合わせてたぷんたぷんと形を変える。
出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫) ~
著者: 庵乃音人
「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?