「うぁ……あっ、み、美幸さんっ」
一緒に気持ちよくなりたい──。
肉棒を挟む形でぶつかり合い、ひしゃげながら肉幹へと吸い付いてくる双乳。その奉仕に絞り出された切なる想いに衝き動かされるがまま。賢太の手が、脇から乳房寄せ上げる美幸の手に被さった。
「ふぁ……っ。きゅ、急に揉まれたら……私だけ先に気持ちよくなっちゃう」
驚いた眼を不意に拗ねさせて、彼女の乳摩擦が勢いを増す。
「は、ぁ、あ、いい……っ。俺、やっぱり美幸さんのおっぱいが、大好きです」
単純に物理的な刺激のみ比較するなら、手で扱かれる方がだいぶ上だ。けれど劣等感を抱いていた部位で嬉々として奉仕する美幸の姿が、それを補って余りある恍惚を、ひと擦りごとに肉棒に注ぎ入れる。
「もう、賢太さんだけのおっぱいですから。好きなだけ、気持ちよくなって……欲しいです……んっ、ンンぅ……」
同様に、美幸も目に映る光景から興奮を得、昂っていた。
乳の谷間から顔を出す亀頭の赤らみぶりに目を奪われ、熱い息を吐きつけては脈打つ様に見惚れ、眼を火照り潤ませる。賢太の口から喘ぎがこぼれるのを聞き留めては、乳を脇より持ち上げ圧力を強めてみせた。
「俺だけの……っ。あ、あぁぁっ」
絞られた肉幹が、吸い付き擦る乳肌に溺れ、溶かされてゆくようだ。蕩ける心に浮かんだ想像を体現しようとするように、ズブと乳の狭間に潜って谷間の肉を内よりこじ広げ、より強い摩擦に興じる。
「ひぁ、んぅっ、う、はっ、あぁ……胸の奥、ジンジン、するぅ……」
弾力感たっぷりの肉毬の突端で、半分だけ顔を出した乳頭が左右一個ずつ。より隆起しようとヒクつきもがいている。ゆさゆさと揺れる中でも、そこから目が離せない。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!