賢太の愛撫に合わせ、ひしゃげ、たわみ、伸びる乳房の内に溢れた、淫靡の疼き。それが、とどめに施された両乳輪同時の揉みさすりによって、内なる乳首に集中して雪崩れ込む。
「ふやっあっああァァァ……ッッ!!」
派手に縦に跳ねる美幸の腰の振動が伝わって、賢太の股間も臨界を超えた。
ショーツとの摩擦を強め、速度も上げた肉棒内で膨張した情欲のマグマが、腰が蕩けるかと思うほどの恍惚と共に迫り出してゆき──。
「はぁ、はっ、あぁ……出るっ!」
視界の明滅と下肢の痺れを自覚した瞬間、賢太の腰が美幸の腰を強く押し込んだ。肉棒の切羽詰まった脈動から予兆を嗅ぎ取った美幸の足が、さらなる密着を促す。
「うぅ……!」
「ふぁっあっ、あは、ァァ……!」
直後に射出された白濁の飛沫が、勢いそのままにショーツにぶちゅっと弾け、飛び散り、染みてゆく。薄布越しに種汁を感知した美幸の腰がまた、盛大に弾む。
腰と一緒になって反り返り弾む彼女の乳房。火照り赤みの増した肌色の中にあってひと際目を惹く桜色の乳輪の中心に、ひょっこり。ようやく恥ずかしげに、わずかにではあるものの、左右とも乳首の先端が顔を出していた。
「み、美幸さっ……くっ、うう!」
最初に目にした賢太が感激の余りに腰の滾りを再度噴き付ける。
遅れて、隆起途上の乳首と、股に注ぐ白熱とを順次見定めた美幸の眼が煌めいた。
「あ、あ、あぁ、ッッ!」
決壊した瞳から嬉し涙を、噛み合わない唇から嗚咽をこぼしながら。吐精の熱と粘りを肌と意識に摺り込まんとし、腰を淫らに躍らせる。
ぶり返してきた肉の悦びに心の充足も連なった、その果てに。
「ふぅッッぁっあァッ、あ───……ッ!」
ギュッと賢太の腰と背と後頭部に手足をしがみつかせて、美幸は初めての胸アクメに浸かる。
彼女の股根で多量の蜜が溢れ出したのを、触れ合うショーツの湿りぶりで知り、勇んだ賢太の腰もまた。派手に跳ねた。ありったけの白濁を噴き付けながら律動を続け、ショーツにぶちまけたそばから摺り込んでゆく。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!