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尻穴に指を入れられている。節くれだった太い指が深々と押し入って、腸腔の壁をまさぐっていた。

御堂乱

「脱がすなと言われただけじゃねえか。下着に手を入れちゃいけねえなんて、一言も言われてねえぜ」
オリヴィアの白いパンティに後ろから手を入れている兵士が、こちらも小声で囁き返した。高貴な女性の最も秘めやかな器官を辱しめる興奮に眼が血走っている。
(いやあァあ!)
オリヴィアはもう生きた心地もなかった。
尻穴に指を入れられている。節くれだった太い指が深々と押し入って、腸腔の壁をまさぐっていた。
(いやっ、もういやっ、お願いやめてっ)
たまらなくなって、艶やかなストレートロングの髪を揺らす。
経験したこともない異様な感覚だった。不浄の穴を指でほじられながら、蛭のようにヌラヌラした唇と舌で全身を愛撫される。おぞましさと愉悦が入り混じって、身をくねらせずにはいられない。清純そのものの容姿をしていても人妻である。肉の悦びを知っている女体は、男たちの執拗すぎる責めに身悶えつつ、甘い官能の花を咲かせはじめていた。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!