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部下たちに貴女の肛門を見せてやりたいのです

御堂乱

「部下たちに貴女の肛門を見せてやりたいのです」
中尉の言葉の意味が、一瞬オリヴィアには分からなかった。
「肛門です。尻の穴ですよ」
(な、なんですって!?)
ガーンと頭をハンマーで殴られた気がした。
「ご自分で尻たぶを割って、尻の穴を晒してください」
「そんな……そんなことッ」
異常な要求が信じられない。
こうして裸の尻をさらしているだけでも気が変になってしまいそうなのだ。不浄の器官を大勢の男たちに見せるなど、狂気の沙汰としか思えなかった。
「お、お願い……許して」
艶やかなストレートロングの髪をうねらせて、大使夫人はイヤイヤをした。
「早くなさってください。私はせっかちなんです。それに部下たちも待ちくたびれているようだ」
押し当てられた銃口がスーッと背筋を這って、尻割れ近くに迫った。
「あああっ」
オリヴィアは慄えが止まらない。兵士たちの熱い欲情の視線に、裸の双臀が灼けるようだ。
「み、見ないで……見てはいや」
うわごとを言いながら両手を後ろへまわすと、サファイアのリングが光る指を尻丘に食い込ませる。
「いやあああッ」
泣き声をあげながら拡げ、尻割れの底をさらしきった。
オーッと兵士らがどよめいた。
大使館を占拠した暁には色々と役得があると聞かされていて、それに性的なものが含まれることも予想はしていたが、まさか高貴な女性のアヌスを拝めるとは思わなかった。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!