白い瓜実顔がおびえにこわばり、抵抗が弱まった。すかさず竜二は志津子の手首を縛った紐をナイフで断ち切った。服を脱がしやすくするため、そして恥ずかしい体位をとらせるためだ。
「ああっ、いやっ」
志津子はあお向けに転がされ、万歳するように真っ直ぐ伸ばした両腕を、床に尻を落とした竜二の太腿で圧しつぶされた。カモシカのように美しく引き締まった足首は昌平の手でがっしりと押さえられている。夫や娘が見ている前で、二人の暴漢によって真一文字に拘束されてしまったのだ。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!