パチパチと音を立てる焚火の炎。
黒い闇の中で、そのあたりだけが赤々と照らしだされていた。
昼間に修道女のテレーゼ(彼女は今、再び礼拝堂で神父に犯されていた)が佐和子と共に洗濯をしていた前庭で、深夜の凌辱劇が始まろうとしていた。
セシル、ローラ、ミーシャ──白いバンダナを頭に巻いた三人は、すでに下着も剥ぎとられてしまい、地面に打ち込まれた四本の木杭に手足をくくられて、白い裸身を大の字に晒しきっている。白いブーツと手袋だけ着けているのは、木杭にしっかりと縄で縛りつけるためなのだ。
彼女らの裸の尻は盛り土の上に乗せられていて、開いた股間を兵士たちに向かってせりあげる屈辱のポーズをとらされていた。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!