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柔らかで温かく、豊満な女体。こんな風に、女性と全裸の身体をくっつけあうこと自体、貴史にとっては生まれて初めてだ。

庵乃音人

熟れた女体を浄め終えると、志摩子は恥ずかしそうに微笑み、湯船の縁をまたいで風呂に入ってきた。二人で入ると、湯船はけっこう狭くなる。
たっぷりのお湯が、豪快な音を立てて外に溢れ出した。
「あぁ、気持ちいい……」
うっとりしたような溜息を漏らし、隣に座った志摩子が肌を密着させてくる。
心臓がさらに激しく脈打った。柔らかで温かく、豊満な女体。こんな風に、女性と全裸の身体をくっつけあうこと自体、貴史にとっては生まれて初めてだ。
心臓を打ち鳴らしながら、ついチラチラと隣の志摩子に目をやってしまう。
「や、やだ……そんな風に見られたら恥ずかしいわ、貴史さん……」
貴史の視線を感じたらしい志摩子は艶っぽく微笑んで照れ、たおやかな挙措で豊熟の乳房を隠した。
「あ……ご、ごめんなさい」
貴史は慌ててあらぬ方に目をやり、不躾な行為を恥じた。とはいえ、こんな風にされたら、どうしたって発奮してしまうのが男という生き物だ。
(どうしよう。あぁ、大きくなってしまう……)
どんなに自制しようとしても、本能は抑えきれなかった。ペニスが淫靡な力を漲らせ、むくむくと大きくなっていくのを、どうにもできない。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?