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臀部の豊かさも祈里といい勝負だったが、とりわけ貴史を落ちつかなくさせるのは、小玉スイカのように豊満な肉乳の量感だった

庵乃音人

母性愛たっぷりで奥ゆかしく、ほんわかした愛らしさを漂わせる志摩子に、「色っぽくて可愛いお姉さんだな」と密かに胸をときめかせたのを、ようやく思い出した。
一年前も美しい人だと感嘆したが、久しぶりに再会した志摩子はさらに艶やかになり、思わずくらっと来る、完熟ぶどうを思わせるフェロモンを振りまいていた。
くりっとした大きな瞳が印象的な、清楚な顔立ち。ゆるやかなウェーブのかかった栗色の髪が、卵形をした形のいい小顔とよく合っている。
白いキャミソールに桃色のホットパンツ。肩や腕、むちむちしたふとももなど、きめ細やかな餅肌を惜しげもなく晒したセクシーな装いが眩しかった。
たしかに祈里の父の言う通り、この人もまた、色白で巨乳、巨尻の美女。
臀部の豊かさも祈里といい勝負だったが、とりわけ貴史を落ちつかなくさせるのは、小玉スイカのように豊満な肉乳の量感だった。キャミソールの胸元の布が窮屈そうに突っ張り、ちょっと動くたびに双子の乳房がたぷんたぷんと弾む。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?