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栗色の柔らかい恥毛の翳りを、そして自分でもしかとは見届けたことのない女の複雑な構造を、門前に押し寄せた群衆の目に惜しげもなくさらしていた

御堂乱

「あああッ……」
弥生は膝がガクガクした。
高島夫妻を乗せた台車は百キロ以上の重さになっている。その重い台車を玉砂利の上を押して女の細腕で移動させるのは容易ではない。だが彼女の膝が崩れそうなのはそのためばかりではなかった。
下から伸びた浩の手で、いっぱいに媚肉をひろげられている。栗色の柔らかい恥毛の翳りを、そして自分でもしかとは見届けたことのない女の複雑な構造を、門前に押し寄せた群衆の目に惜しげもなくさらしていた。光っているのは報道陣のカメラのフラッシュだけではない。野次馬たちが頭上に掲げた携帯電話からも、絶えることなく小さな閃光が輝いていた。

出典:~立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

著者: 御堂乱

立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!