「……ぬ、脱ぎます……その代わり、裸になるだけで許して」
夏子は泣きそうな声音で、ソファにどっかり腰をおろしている冷二と五郎に哀願した。
「いいとも、奥さん、まずはパンストから脱いでもらおうか」
冷二がニヤニヤ笑いながら言った。
夏子は唇を噛みしめると、後ろ向きになって少し前かがみになり、ふるえる手をスカートの裾から入れる。
「こっちを向いて脱げ。せっかくの綺麗な顔を隠すことはねえ、へへへ」
五郎に言われ、夏子は男たちのほうへ向きを変えるしかなかった。男たちの意図はわかっている。パンストを脱ごうとスカートに手を入れれば、いやでも裾がズリあがって、夏子の官能美あふれる太腿は前がほとんど剥きだしになった。
冷二と五郎はゾクゾクした気分で見つめた。人妻の色香が凝縮した太腿はムチムチと白い。皮を剥ぐようにパンストがズリさげられると、さらに白い素肌がまぶしいほどだった。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!