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下腹部に堆積した喜悦の痺れは、ひと塊の弾丸となって勃起ペニスに装填され、すでに竿の中ほどにまで迫り出していた

空蝉

「あぁあっ、はぅ……うっ、あ、朱里姉っ」
「イキたい?」
意地を張る理由は、とうにない。幾度も頷き、賢太自ら腰を揺すって、解放を請いねだる。下腹部に堆積した喜悦の痺れは、ひと塊の弾丸となって勃起ペニスに装填され、すでに竿の中ほどにまで迫り出していた。
血管を浮かせてパンパンに張り詰めた肉の竿。その熱と硬度を確かめた朱里の、左手が一度見せびらかすようにはためいた後。緩やかに降下し始める。
不安と期待。両極端な二つの感情に潤む賢太の眼差しの尾行を、あえて振りきらない下降速度を保つ一方。朱里は上体を賢太の胡坐の上に乗せて、ほくそ笑む。
「はぅぁ……ね、姉ちゃっ……んっ!」
腿に乗る勃起乳首の感触。硬さに驚き目を見開いた青年と、上体を震わせた大人の女。共にほぼ同時に、摩擦の歓喜に酔い痴れ、悦の声を吐きこぼす。
「あは、ぁっ……乳首、感じちゃう。ジン、ジンって、疼くの……賢太のおチンポ扱きながらビンビンに勃起して、切なくなっちゃってるんだよ?」
わざと明け透けな言い回しを用い、うっとり蕩けた目線までよこして、男の興奮を煽るのを忘れない。十の歳の差、経験差を痛感する賢太のペニスが、素直にさらなる興奮に浸り、脈動した。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!