青年の感嘆の呟きによって、初めてショーツの湿りに気づいた当人が、また腰をくねらせた。摩擦を浴びて喜悦に震える肉棒は、彼女の手に握られたまま。
「あ、あ……っ。今の、気持ちいい」
「……男の人の、お、おちんちんって、とっても敏感なんですね」
私の胸と同じくらいかな──そう囁いて、美幸がはにかむ。
羞恥と情欲に火照る美貌で覗き込み、彼女の指がニギニギとペニスの幹に柔い刺激を加えてくる。その都度賢太の口からは呻きに近い喘ぎがこぼれだし、応じる美幸の指捌きは積極性を増していった。
ペニスの幹に浮いた血管を掃き撫でたかと思えば雁首にまで摺り上がり、亀頭の斜面をつついては、脈打つ肉棒の感応を愉しんでいる。
「うっ……あ……み、美幸さんっ、それ以上したら出ちゃいます……っ」
堪らず大声で呻いた賢太が、美幸の臀部に両手を抱き付かせ、互いの腰を密着させた。肉棒の切っ先を彼女のショーツに押し付ける形で腰の疼きを伝えれば、早くも滲み出た先走りのツユが、薄桃色の生地に染む。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!