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由美は仰向けになっている顔のすぐ目の前にある肉棒に一方の手を伸ばし、もう片方の手で宙に浮く健太の尻を抱え、同時に引き寄せた

小鳥遊葵

(あそこを舐められるのは、もう、仕方ないわ……。だって、もう、避けられないもの……。でも、一方的に舐められては危ない……。私のほうから、求めそう……。そうよ。私も健太ちゃんのお魔羅をお口で……)
お互いに口で奉仕し合う。嫌いではなかった。夫とは交わるたびに、濃厚なオーラルに没頭し、先に声をあげるのは夫のほうだった。
「け、健太ちゃん……。ママにもさせて……。健太ちゃんにだけ、ママ、そんなことさせられないの……。お願いよ、健太ちゃん、ああ、ママを逆向きに跨いで、私にも健太ちゃんのをお口で愛させて……」
狭間にかかる熱い吐息が遠ざかる。
「本当?ママ、僕のちん×ん、口でしてくれるの?凄いよ、ママ……ああ、僕、夢を見ているようだ……」
健太は極限にまで屹立した肉棒を揺らしながら、由美の股間を固定したままに下半身だけを器用に回し、体勢を変え始めた。形のいい筋肉質の尻がせり上がってくる。その下方から、先端から迸る我慢汁でベッドシーツを濡らしながら、逞しい肉棒が由美の顔のほうへと近づく。
(ああ、凄い……。素敵……。こんなに凄いのを突き付けられたなら……。きっと留美子さんも、このお魔羅の威力に……)
まだ初体験を済ませたばかりであるはずの、健太の余裕のある動きに接しながら、昨夜は朝までの間に、留美子と健太の攻守が入れ替わっているような気がしてならなかった。
(そうよ……。こんなに逞しいモノで突かれたら、私、すぐにでも果てちゃう……。ああ、なんて子なの、私の義理の息子は……)
健太の足が由美の胸を跨いでいく。肉棒の先端が、仰臥しても型崩れしない、由美のたわわな乳房のふくらみを刺激する。
その肉棒が肉乳から由美の顔へと移動してくる。健太の顔は由美の股間に押し付けられたままだった。健太は少し躊躇いがあるのか、由美の顔から数十センチのところに腰を浮かせ、その位置に固定したままだった。
「ああん、いきなり、なんて……はぅっ、で、でも、あああ、いい」
健太のほうからの先制攻撃だった。不意に熱い吐息が淫芽にかかったと感じた瞬間、分厚い健太の舌が、舟状の割れ目の縁を舐めはじめていた。
「はひぃっ、そ、そんな……」
(ああ、なんて上手な舌使い……。早くしないと、私の方がイカされてしまう……)
由美は仰向けになっている顔のすぐ目の前にある肉棒に一方の手を伸ばし、もう片方の手で宙に浮く健太の尻を抱え、同時に引き寄せた。肉棒が口めがけて降りてくる。
(ああ、大きい……。こんなにも大きいのに、お口で受け入れられるかしら……)
唇の寸前で肉棒を止め、大口を開けてみた。
(息ができなくなりそう……。ああ、私、このお魔羅、これからいただくのね……)
その間にも、健太の舌は淫裂の形をなぞるように躍動していた。由美はまずは肉棒全体を舐め回すことにした。
「ああっ、ママ、の、舌……気持ち、いい」
声と同時に、健太の尻が震える。由美は引き寄せた肉棒を健太の下腹に押しつけるようにして、裏筋に長い舌を這わせ始めていた。
(ああ、健太ちゃんって、お尻の孔でさえ、可愛い……)
そう思いながら、由美は慌てて、下半身を捩っていた。健太の尻の穴が間近に見えている、ということは、自分も尻孔まで健太の目に晒している。そのことに気づき、羞恥心に包まれたからだった。しかし、健太はその動きを赦さなかった。
(はひぃん……。健太ちゃんの舌のざらつきが、私の花びらを刺激していく……)
由美は引き寄せた肉棒の裏筋に沿い、肉棒の裏側を舌の表面すべてを駆使して、反復運動を繰り返しながら、ついには堪え切れず、自ら健太の舌に向かって下半身をせり上げている。

出典:~熟女のやさしい筆おろし (フランス書院文庫)

著者: 小鳥遊葵

熟女のやさしい筆おろし

「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。