浴室へ夏子は連れこまれると、後ろ手に縛られた裸身をバスマットの上にひざまずかされた。そのまま上体を前へ押し伏せられ、双臀を高くもたげさせられた。
浣腸と排泄がよほどこたえたのだろう、夏子は打ちのめされたようにシクシク泣きながら、されるがままだった。
「へへへ、まったく派手にひりだしたもんだぜ。尻の穴をパックリ開いてよ」
「奥さんほどの美人が、あんなにたっぷりとウンチをするとはよ、へへへ」
後ろからニヤニヤと覗きこんで、冷二と五郎がからかっても、夏子の言葉はかえってこない。
五郎が夏子の臀丘を割り開き、冷二が温水シャワーを浴びせて、汚れを洗い落としはじめた。もてあそぶように洗い流す。
浣腸と排泄の直後とあって、夏子の肛門は腫れぼったくふくれ、まだ怯えているかのようにヒクヒクとふるえていた。
冷二は意地悪く指を夏子の肛門へ捻じりこんで、奥まで洗った。
「あ……ああ、もう、お尻はいや……」
夏子はすすり泣く声でようやく言った。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!