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冷二はせせら笑いながら嘴管をゆっくりと夏子の肛門に突き刺した

結城彩雨

「どうした、奥さん。おねだりはまだか」
と冷二が高くもたげられた夏子の双臀の前で、浣腸器を構えて意地悪く催促した。
「ああ……本当に許してくれるのね……約束を守って……」
夏子はもう一度念を押すと、悲愴な覚悟をしたようにワナワナふるえる唇を開いた。
「……お願い……夏子に、夏子に……浣腸してください、冷二さん」
「へへへ、さっきたっぷり浣腸したばかりじゃねえか、奥さん」
「ああ、も、もう一度して……うんと浣腸されたいんです……」
「好きだな、奥さん。一度でクセになったらしいな」
冷二はせせら笑いながら嘴管をゆっくりと夏子の肛門に突き刺した。
ズーンと薬液が流入する。
「あ、ああッ……あむ……」
夏子はキリキリ唇を噛んで、後ろへ突きだした双臀をブルブルとふるわせた。
グングンと入ってくる。さっきの浣腸でただれた腸壁にグリセリンが滲みて、灼かれるようだ。一度目よりもずっと強烈だった。
「ううむ……つ、つらい……」
「つらいじゃねえだろうが、奥さん。どう言うかもう忘れたのか」
五郎が夏子の乳首をつまんでひねった。
「ああ……いいわ……うむむ……浣腸してくれるから……とっても気持ちいい……」
「よしよし、その調子だぜ、奥さん」
「……い、いいッ……たまらないわ、もっと入れて……いいッ、うむむ……」
夏子は顔を悲痛にゆがめて、うめきながら強要された言葉を口にしていく。
黒髪までも脂汗に湿るようなつらさで、身体に塗られたシャボンが汗に流れるほどだった。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!