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嘴管をぴっちり咥えこんだわずか下方に、はっきりと剥きだされた媚肉は、しとどの蜜のなかに赤く充血した肉襞を見せて、ヒクヒクと蠢いていた

結城彩雨

男は客たちにじっくり見せるため、わざとゆっくり、少量ずつ区切って注入した。
「どうだ、奥さん。浣腸される気分は、へへへ、気持ちいいんだろ」
「……ああ……ま、まるで、男の方に犯されているようですわ……たまらない……」
「それでこんなに尻を振ってるのか」
三枝子が少しでも黙っていると、男は容赦なく嘴管でグリグリえぐって、ドッと注入する。
「ああッ、いやあ……いいッ、気持ちいいです……浣腸してくれるから、三枝子、とってもいいわ」
三枝子は泣きながら言った。それがヤクザに教えこまれた演技とわかっていても、見る者にはたまらない色気だった。
本当はいやでならないというのがわかるだけに、そしてヤクザの食いものにされる人妻の哀しさが滲みでているだけに、かえって妖しい色気を感じさせる。
「……お願い……は、早く、すませて」
「へへへ、催促か、奥さん」
男はからかいながら、指先で三枝子の最奥をまさぐってみせた。
「あ、ああ……そんな……」
「気持ちいいと言うだけあって、もうオマ×コがビチョビチョじゃねえか」
男は指先で三枝子の媚肉の合わせ目を押し開いて、客の目にさらした。
嘴管をぴっちり咥えこんだわずか下方に、はっきりと剥きだされた媚肉は、しとどの蜜のなかに赤く充血した肉襞を見せて、ヒクヒクと蠢いていた。
「かんにんして……ああ、許して……」
三枝子は哀願した。
そして三枝子はしだいに泣き声にうめきやあえぎを交えはじめた。薬液が注入されるにつれて、腹の底から便意がふくれあがる風情だ。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!