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双乳を握ったままでいた賢太の手の内に、美幸が乳首を摺り付けてきた。その瞬間に、ひと際高鳴った肉の幹が一斉に、ありったけの白濁を撃ち込んだ。

空蝉

「……はァッ、ひ……ッ、あはぁ……ッッ、ぃく……ぅぅっ」
擦り続けた前門をしとどに濡らし、指を咥えた後門をヒクつかせっぱなしにしながら、結もまた、肉悦の高みへと駆け上がった。
舌突き出したまま喘ぐ口腔と、尻の谷間にうずもれた鼻先。二か所より注ぐ結の熱吐息に煽られて、再度賢太の玉袋が引き締まった。出し切ったと思っていた所に白濁の熱汁を浴びた美幸の尻が、随喜の痙攣を引き起こす。
「ひンッ、あッ……ひ、アッ!やぁ……腰っ、止まらない、よぉ……っ」
「ぁは。管理人さんてば、すっごい顔。ふふ。ぁん、ンッ、ンンッ、ァ……」
「お姉ちゃんのこんな顔、初めて見た。……あ……ふ。あァ……はあ……ンッ」
突き出した舌先からよだれを垂らし、声の限り、喉を震わせる美幸。それを優しく見守りながらも腰を回し摩擦を貪って、瞳蕩かせる朱里。布団に顔を落ち着かせ、荒い息を整えながら、賢太の肛門から抜けたばかりの舌の苦みにまどろむ、結。
三者三様の蕩け顔を、やっぱりこの目で見たい。切なる想いに憑かれた賢太が、朱里の股下で左右上下に頭を振った。
「ぷはぁっ、はぁっ、はっはぁぁっ。あ、朱里さんっ、早く退いて」
どうにか口元の自由を確保し、窒息だけは免れる。
「ぁんっ。……やぁよ、もうちょっと。ネ?」「……次は私が顔に乗る番」
忙しく息継ぐ賢太をよそに、悪びれぬ様子の朱里と、順番の遵守を主張する結が口論し始めた。
「み、美幸さん。二人を止めて……はぅっ!?」
「ひっ、ァ……また、中でびゅくびゅくぅ……ン、ン……ッッ、賢太、さぁんっ」
頼みの綱の女管理人は続け様の絶頂に溶け蕩け、腰をゆるゆる揺すって余韻を貪る。
過敏になっていた肉棒も締まりなく種汁を注ぎ続け──。
双乳を握ったままでいた賢太の手の内に、美幸が乳首を摺り付けてきた。その瞬間に、ひと際高鳴った肉の幹が一斉に、ありったけの白濁を撃ち込んだ。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!