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見惚れていた分、差し出した手は一瞬遅く、恵子の尻を勇作は、まともに顔で受け止めた

鮎川晃

力任せに引っ張った拍子に、恵子の身体がバランスを崩した。脚立が大きく傾いた。電球が手からこぼれる。恵子の尻が、勇作めがけて降ってくる。
「ふ、恵子さんあぶな……むぐう!」
見惚れていた分、差し出した手は一瞬遅く、恵子の尻を勇作は、まともに顔で受け止めた。鼻先が割れ目にはまる。両頬に尻たぶが密着する。少し汗ばんでいた。
「むぐぐ……あふ……んぐ……」
脚を踏ん張りこらえるも、恵子は案外重たくて、勇作は思わず、彼女の尻を抱きかかえてしまう。ますます密着が増し、息が苦しい。でも、伝わってくる恵子の温もりや薫りが、重みに痛む腰を勇作に忘れさせる。
「あぷ……く、くるひい……で、でも、素晴らしい……あぁ、お尻、堪らなひ」
うわ言のように呟きながら、割れ目に鼻を押しこむように、無意識に顔を勇作は揺らす。甘酸っぱい薫りが強まり、ますます欲しくなってしまう。尻くらいで興奮する歳ではないのだけれど、こんな近くに女性を感じるのは、離婚してから初めてだったせいもある。

出典:~働く綺麗なおばさん 美臀に魅せられて (フランス書院文庫)

著者: 鮎川 晃

(恵子さん、本当にいいお尻をしてるよなあ)脚立に乗って電球を交換する女管理人のむっちり美尻。熟女が見せるふとした「隙」が勇作の劣情を募らせる。園長先生、専属家政婦、ハーフの補整下着モデル……働く淑女をひと皮剥けば、フェロモン漂う大人の女体!舐めてしゃぶって味わって……ここは完熟パラダイス!>