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へたり込みつつ絶頂に咽ぶ股を賢太の顔に押し付け、余韻を長引かせては、また恍惚の波に攫われて痙攣しながら蜜を噴く

空蝉

幾度も背に往来する疼きと痺れは、回を重ねるごとに勢いを増し、滾る肉棒にも波及して、さらなる赤熱を蓄えさせる。
「あ……また、ビクンって……した」
棒の根元から、つま先に挟まれている亀頭へと、沸騰した白濁の予兆が攻め上がった。その切羽詰まった脈動を賢太自身が知覚するのと同時に、啜られて喜悦に悶えた少女の股の奥──膣口が蠕動する。
「ふぁ、あはぁあっ。啜っちゃ、やぁぁ」
今までにない多量の蜜液がストッキングの向こうで溢れるのを、賢太が唇に感じ、興奮をそっくりそのまま鼻息に乗せた。
熱く荒ぶる呼気にまで愛撫された結の尻が、悩ましげに賢太の鼻先へ股の前面──肉の土手を摺り付ける。
「ひっ。あっ、はあぁぁ、くるぅ……凄いの、っ、きちゃうぅぅ」
切羽詰まった媚声が降ったのを契機に、忙しく脈打つ肉幹の内を射精衝動が駆け抜けた。はちきれんばかりに張り詰めた肉幹の切っ先で、カウパーをこぼしながら尿道口がパクつく。
(お、れも、もう……っ。結ちゃんの足の間で……出っ、るぅぅっ)
勘の鋭い少女の両足が、一層素早く、愛しげに肉幹を掃き扱く。荒ぶる吐息を、お互いに聞き、息を合わせ、足と腰を摺り付け合う。
目を合わせずとも意識を共有した男女の限界が、ほぼ同時に訪れた。
「ひっ!?やぁっああぁぁぁっ」
まず、全身を小刻みに震わせ、結が股から大量の蜜を噴き出した。へたり込みつつ絶頂に咽ぶ股を賢太の顔に押し付け、余韻を長引かせては、また恍惚の波に攫われて痙攣しながら蜜を噴く。
少女の貪欲さに煽られて、賢太の腰も跳ねた。ひとりでに跳ねる腰の動きに抗うのをやめ、溜まりに溜まった熱気を、脈動に乗せて解放する。折よく結の足に扱かれた雁の先端、尿道口がぱくりと開いて、盛大に白濁色の飛沫が噴き上がった。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!