「ここだよ、坊や」
髭ヅラは、磨きあげられた肉の真珠玉を指で圧して教えた。
「ここがママの一番喜ぶところだ。ここをしっかり舐めておあげ」
圧し潰すようにしてユルユルとまさぐる。
「ヒイッ!ヒイイッ!ダメええっ!」
マレーナはうろたえ、腰を揺すりたてて声を絞った。
「いけません、ダニエル!そこは……そこはよしてッ!」
もう気が変になりそうだ。こんな恥辱を味わわされるくらいなら、いっそひと思いに息の根を止めて欲しいとさえ願った。
「ああっ、お願い、ダニエル……ママをいじめないでェ」
「ママの言うことはきかなくていい。今やめたら、みんな恐ろしい収容所行きになるんだぞ。おじさんがいいと言うまで舐め続けるんだ」
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!