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パン、パン、パンッ!パン、パン、パンッ!速射砲のように素早く突き上げた後、ズブリと強烈に花芯をえぐり抜いてやる。

御堂乱

「どうだ?いいんだろ?チ×ポ好きって言えよ」
言葉でもなぶりつつ、
パン、パン、パンッ!パン、パン、パンッ!
速射砲のように素早く突き上げた後、ズブリと強烈に花芯をえぐり抜いてやる。
「ひっ、ひっ、ひいいっ……ひっ、ひっ、ひいいっ」
突き上げのリズムに合わせ、佐和子の声も高ぶりを増していく。
(こ、このままでは……ああっ、助けて、あなたあっ)
肉の快感が際限なく膨れあがって、何も分からなくなってしまいそうだ。
「きいっ、ああっ、きいいっ、あわわわっ」
「そうだ。いい声を亭主に聞かせてやれっ」
快美の稲妻が背筋を貫くたびに、佐和子は夫の青木が聞いたこともない声を発して身をのけぞらせた。肉はおろか骨の髄まで灼けただれ、ドロドロに溶けて煮えたぎる。めくるめく官能の渦の烈しさは、人妻の佐和子がかつて経験したことのないものだ。もう口惜しさも羞ずかしさも忘れ去り、佐和子はその渦の中に呑まれた。
「おおうっ、おおおっ、おおうっ、おおおっ!」
獣じみた声を張りあげ、全身をくねらせつつ腰を振る。大使は目をそむけていたいのだが、耳を疑う妻の嬌声に、思わず視線を吸い寄せられてしまった。
(さ、佐和子っ……)
しとどの汗に湿った繊毛の下に、これまた失禁したかと思うほど濡れた秘肉が開き、その中心を硬い樫の棒を想わせる肉杭がえぐりたてていた。ズブズブと没したそれが淫蜜にまみれて現れるたびに、女の貝柱が息づくようにピクピクと震えて、串刺しにされた白い裸身が喜悦にのたうつ。妖美極まりない淫虐絵巻の主役が自分の愛する妻だということが、青木には信じられなかった。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!